改革ばねに成長軌道へ
ノーリツ・腹巻知社長
11年にわたって社長を務めた國井総一郎会長(67)からバトンを受け継ぎ、10月に就いた。不採算だった住設システム事業から撤退し、3月に希望退職を断行。リストラが一段落したのもつかの間、新型コロナウイルス禍による逆風下での登板となった。「足元でしっかりと利益を上げると同時に、将来に稼げる新たな仕組みを築きたい」と前を向く。
東京で学生生活を送った後、「福井育ちなので、水が合う関西で働きたい」と、ノーリツに入社。主に開発畑を歩んだ。