収穫にボランティアとして参加した近畿大の学生ら=姫路市夢前町莇
兵庫県姫路市北部の夢前町莇野(あぞの)地区で、ある個性派野菜の栽培が耕作放棄地対策として進められている。その名も「チョロギ」。名前や巻き貝のような外見からは味の想像もつかないが、実は健康効果が高く、栽培も手軽という万能食材らしい。地域の過疎化にあらがう住民らは「夢前の特産物にしたい」と意気込む。(井沢泰斗)
12月中旬、莇野地区の休耕田。そろいの赤いジャンパーを着た住民グループ「あぞの応援団」のメンバーと、ボランティアで参加した近畿大農学部(奈良市)の学生ら計25人が集まった。