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北朝鮮 対話応じず開発まい進
 米政権、緊張回避に腐心
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 兵器展示会を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)
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 兵器展示会を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 兵器展示会を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 兵器展示会を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 北朝鮮が、変則軌道で飛行する新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功したと発表した。バイデン米政権は対話追求の姿勢を堅持、緊張回避に腐心するが、中国とロシアを後ろ盾とする北朝鮮は兵器開発にまい進。事態の打開策は見えない。

 ▽日進月歩

 北朝鮮はこれまでSLBMの発射実験を繰り返してきたが、変則軌道が確認されたのは今回が初めてとみられる。北朝鮮の新型短距離弾道ミサイルに導入され、日本の防衛省がミサイル防衛(MD)突破を狙っていると警戒してきた技術だ。

 SLBM搭載のための潜水艦開発が追いついておらず、実際の運用体制が整うには時間がかかるとみられているものの、「日進月歩だ。いずれ目をつぶっていられなくなる」(日本政府当局者)との警戒感は強い。

 「戦術核兵器を開発し超大型核弾頭生産も続ける」「1万5千キロの射程圏で命中率を上げる」-。金正恩朝鮮労働党総書記は1月の党大会で今後の国防力拡大へ向けた開発項目を羅列した。

 党大会では兵器開発の5カ年計画を設定。ここに戦略兵器部門の「最優先の五大課題」が明記されており、9月28日に発射した「極超音速ミサイル」はその一つだと国営メディアは報じている。残りの四つは明らかにされていないが、原子力潜水艦による核搭載SLBM運用も含まれているとみられ、今回の発射はその一環の可能性がある。

 ▽秋波

 米政権は相次ぐ北朝鮮のミサイル発射を踏まえ「対話と外交の緊急性が浮き彫りになった」(サキ大統領報道官)と強調する。サキ氏は19日の記者会見でも北朝鮮を「非難」しつつ、「さらなる挑発を控え、持続的で実質的な対話に応じるよう求める」と訴えた。

 19日にワシントンで開かれた日米韓3カ国の高官協議で、米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は北朝鮮への人道支援を支持すると表明。改めて秋波を送ったが、北朝鮮が応じる兆しはない。

 日本外交筋は「政策的な理由で対話に応じないのか、新型コロナウイルス流行の防疫措置が理由で出てこられないのか分からない」と語り、北朝鮮の出方を読みあぐねているのが実情だ。

 北朝鮮が新型SLBMを発射した19日は、中国とロシアの艦艇が日本海から津軽海峡を通って太平洋に抜けた翌日。自衛隊幹部は「偶然とは思えない。中ロとの連携を印象づける狙いがあるのではないか」とみる。

 国連安全保障理事会は20日に緊急会合を開くが、中ロと米国の対立が深まる中、対北朝鮮で強いメッセージを打ち出すのは難しそうだ。(北京、ワシントン、東京共同)

2021/10/21
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