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 街頭演説で支持を訴える立憲民主党の枝野代表=20日午後、仙台市
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 街頭演説で支持を訴える立憲民主党の枝野代表=20日午後、仙台市

 街頭演説で支持を訴える立憲民主党の枝野代表=20日午後、仙台市

 街頭演説で支持を訴える立憲民主党の枝野代表=20日午後、仙台市

 共同通信社の衆院選序盤情勢調査で、与党候補と野党統一候補がせめぎ合う接戦区が自民党と立憲民主党の命運を左右する構図が浮かんだ。戦いを優位に展開する自民は、不人気で議席大幅減が危ぶまれた菅前政権期から盛り返したとみる。追う立民など野党は接戦区が多い都市部へのてこ入れが欠かせない。投票先未定者への働き掛けに懸命となっている。

 ▽気掛かり

 「自民と公明党がしっかり協力して、丁寧で寛容な政治を進める」。20日夕の広島市。公明前職の応援でマイクを握った岸田文雄首相は、自公協力の重要性を訴えた。

 多くの自民候補が後押しを待つ中、首相がこの日、街頭に立った兵庫、広島両県の7選挙区のうち三つは公明候補の支援が目的。全国の公明支持者に対するアピールの意味を込めた。接戦区の取りこぼしを防ぐには、公明との連携が円滑に機能することが絶対条件。公示間もない公明応援は自民内に接戦区への不安が漂う裏返しでもある。

 首相が目標とする与党過半数233議席は、政権維持の最低ラインで「そもそも低め」(幹部)。予防線を張ったのは明らかだ。単独過半数をうかがう勢いとはいえ、公示前勢力276議席の減少幅をいかに狭めるかが首相の腕の見せどころとなる。自民幹部は「甘くない。油断できない」と戒める。

 289小選挙区のうち、現状190程度で先行するが、気掛かりは立民や共産党などによる候補一本化だ。首都圏を中心に共闘のあおりで苦戦する選挙区が並ぶ。

 例えば、自民の松本洋平、立民の末松義規、日本維新の会の山崎英昭3氏が争う東京19区。共産支持層の7割以上が末松氏支持と回答した。北海道9区では自民の堀井学氏と激戦を展開する立民の山岡達丸氏が共産支持層の7割近くを固めた。

 東京都で共産と対決する候補を案じる与党幹部は「元々、共産が強く立民の票も固めそうだ」と焦りを隠さない。

 ▽マイナス

 「多くの皆さんに熱い声援を頂いている」。仙台市を訪れた立民の枝野幸男代表は記者団に序盤戦の手応えを強調した。宮城県は与野党が激しく競り合う選挙区を抱える。21日も広島、岡山、愛知3県の接戦区を回る。

 ただ安全保障分野などで理念が違う共産との共闘には不安が残る。ある参院議員は「支持者から連携は駄目だと言われることが少なくない」と打ち明けた。共産の志位和夫委員長は札幌市で「対決の構図が明瞭になった」と胸を張ったが、マイナスに作用する可能性は否めない。

 ▽受け皿

 各党とも風を呼び起こそうと動く。

 野党共闘から一線を画す維新の幹部は「自民も立民も嫌だと言う人がいる。その受け皿になれる」と訴える。野党全体が左傾化しているとして「現実的な政策」を前面に掲げる国民民主党。ベテランは「主張が有権者に響いている感覚がある」と強調した。

 れいわ新選組の山本太郎代表は、都内の街頭演説で消費税廃止を提唱。社民党は福島瑞穂党首が鹿児島県で「希望ある未来をつくろう」と力説した。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は党会合をインターネット中継した。

 今回の調査で、小選挙区の投票先が未定の有権者は3割近くに上った。自民ベテランは「世論が野党に傾いたら危ない。接戦区の行方に全てが懸かっている」と語った。

2021/10/21
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