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放課後活動を民間委託
 名古屋市、教員負担減も
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 名古屋市立小学校での放課後のスポーツ、音楽活動
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 名古屋市立小学校での放課後のスポーツ、音楽活動

 名古屋市立小学校での放課後のスポーツ、音楽活動

 名古屋市立小学校での放課後のスポーツ、音楽活動

 名古屋市の市立小学校が10月からスポーツ、音楽など放課後の活動の運営を民間に全面委託する。教員の働き方改革と教育の一環として2019年から段階的に導入。放課後活動の民間委託は全国的に注目されており、スポーツ庁担当者は「中高の部活動と比較するのは難しいが、市町村単位で全面的に外部委託するのは珍しいのではないか」と関心を寄せた。

 「水分補給大事! 必ず休憩時間は水を飲もう」。7月のある日、同市天白区にある大坪小では指導スタッフ2人の元気な声が響いた。この日、軟式野球の活動に参加した約15人の児童は水筒と帽子を持参。用具は学校の備品を使った。

 指導スタッフと学校側は活動開始と終了時に児童間のトラブルなどを共有し、教員は関与しない。年間約900円のスポーツ保険費は保護者負担で、特別支援学級の児童も追加のスタッフがいれば参加できるという。

 4年生の水谷恵輔君(10)は「(指導スタッフに)投げ方を教えてもらって、分かりやすかった」と笑顔。指導スタッフで大学生の冨田啓介主任(22)は「大学までソフトボールをしていたので将来仕事にできればと思っていた」と語った。卒業後も指導者として現場に携わるという。

 市では40年以上前から小学校のスポーツ、音楽の活動を重視してきた。現在は4~6年生を対象に火-金曜日で軟式野球、器楽などから最大三つを選べる。

 市によると19年以前は約2800人の教職員が月24時間程度を活動に割いた。17年は小学校を対象にしたアンケートで教職員の約7割が活動を「負担」と回答。文部科学省が定める月の超過勤務上限45時間との兼ね合いを探っていた。

 19年は活動を請け負う団体を公募し、指導スタッフの派遣などを担う株式会社リーフラスなどへの委託を決定。5校のモデル校で実施したのを皮切りに20年度から対象を133校、本年度は国の補助金も含めて約12億4900万円の予算をつけ、262校に拡大した。

 市は「なごや部活動人材バンク」を独自に設置し、指導者の確保に対応。9月時点で登録者は20代の学生を中心に3千人を超えたという。

 大坪小の丹羽正校長(59)は「教職員からは『授業準備の時間ができた』とおおむね好評」と感触を話す。一方、中高の部活動の民間委託について、市の教育委員は「より専門性を持った人材の確保が難しく、長年指導に携わった教員の思いもある」と課題を語った。

2021/9/17
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