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抹茶人気で産地間競争激化
 煎茶から転換、高級路線も
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 碾茶生産量の都道府県別シェアランキング  全国の碾茶生産量の推移  JA全農京都茶市場の入札販売会で「碾茶」を選ぶ関係者ら=7月、京都府城陽市  JA全農京都茶市場の入札販売会で「碾茶」を選ぶ関係者ら=7月、京都府城陽市
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 碾茶生産量の都道府県別シェアランキング

 全国の碾茶生産量の推移

 JA全農京都茶市場の入札販売会で「碾茶」を選ぶ関係者ら=7月、京都府城陽市

 JA全農京都茶市場の入札販売会で「碾茶」を選ぶ関係者ら=7月、京都府城陽市

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 全国の茶産地が、抹茶の原料となる「碾茶」の生産を強化している。近年、ラテやスイーツ用として抹茶人気が伸び、煎茶向け品種を大量生産してきた鹿児島県や静岡県でも碾茶の作付けを拡大。「宇治茶」のブランドで抹茶を作ってきた京都府は独自品種で高級路線を強め、産地間の競争が激しくなっている。

 「渋くて濃い味の抹茶の方がミルクやクリームに負けず、洋菓子店には好まれる」。7月、JA全農京都茶市場(京都府城陽市)を訪れた老舗宇治茶問屋の桑原秀樹さん(71)は茶葉の匂いをかぎ、こう解説した。

 農林水産省などによると、急須で茶を入れて飲む家庭が減り、2004年に10万トンを超えていた国内の茶生産量は緩やかに減少。近年は7万~8万トンで推移している。一方で抹茶は国内外で需要が高まり、碾茶の生産量はピークの19年、約3500トンとなり10年前の2倍以上に拡大した。大手飲料メーカーが抹茶ラテのペットボトルを新発売するなど食品加工向けの需要は底堅い。

 碾茶生産は長らく、京都・宇治と愛知・西尾が圧倒的な存在感を誇った。12年には2府県で生産シェアの8割近くを占めたが、20年には4割程度まで低下。煎茶産地の鹿児島と静岡が5年ほど前から、碾茶への転換を本格化させてきたためだ。

 京都府によると、供給量が増えた結果、過去5年で主力の宇治産などの碾茶価格は半分に値下がり。全国茶生産団体連合会(東京)の吉田利一会長(74)は「菓子や飲料では『宇治抹茶使用』の表示が重宝されてきたが、安価な茶葉が増え『国産抹茶』でもいい、と変わってきた」と話す。

 全国で流通する碾茶の約7割は「やぶきた」という中級品種。本来は煎茶に向くが、日を遮って栽培するなど製法を変えて抹茶にしている。京都府は約10ある抹茶向きの独自品種への転換を農家に促す。やぶきたの1・5倍以上の値が付くといい、苗を育てる農家への経費支援も打ち出した。

 一方で、西尾茶協同組合からは「高価格帯にこだわったがゆえに販路が狭まった」との声も。昨年2月には、農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度に登録していた「西尾の抹茶」を外すよう農水省に申請した。

 GI制度の下では伝統的な製法の茶葉しか西尾の抹茶と名乗れず、茶道用抹茶の販売価格は1キロ3万~4万円の超高級品に。同組合は「ブレンド比率を高めたり、最新の機械での加工も増やしたりしてコストを抑え、競争力を高めたい」と宇治とは逆の戦略に出る。

 近年は、中国も抹茶の大量生産を始めた。桑原さんは「緑茶を粉末にした粗悪なものも安価で流通している。国際的に抹茶の明確な定義を決めることも重要だ」とした。

2021/9/9
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