プライムニュース
国内外最新ニュースの核心に迫る

自民党総裁選 勝算描けず揺れる石破氏
 出馬可否判断、構図左右
  • 印刷
 石破氏の自民党総裁選結果
拡大

 石破氏の自民党総裁選結果

 石破氏の自民党総裁選結果

 石破氏の自民党総裁選結果

 自民党総裁選への立候補で石破茂元幹事長が揺れている。石破派内の支持さえまとめられず紛糾。求心力が大幅に低下し、勝算を描けないためだ。出馬へ意欲を示す河野太郎行政改革担当相を推すべきだとの声も出始めた。知名度の高い両氏が連携すれば、勝敗の鍵を握る地方票で河野氏が優位に立つのは間違いない。立候補可否を巡る石破氏の判断が総裁選の構図を大きく左右する。

 ▽ばらばら

 「国民の声をしっかり聞いて、国家、国民のために何をすべきかを常に念頭に置いている」。7日昼の国会内。総裁選出馬に関し、15人が集まった派閥会合で、石破氏はこう切り出した。

 メンバーの意見はばらばらだった。「石破氏が決めれば、それに従う。一致結束すべきだ」「石破氏の対応が定まってから自分の行動を決定したい」。だが、ある議員は「石破氏では国会議員票が見込めない。河野氏を支持する」と主張した。

 結論は見送るしかなかった。鴨下一郎事務総長が「柔軟にやっていこう」と結び、散会した。

 派内では、会合を欠席した平将明衆院議員が既に河野陣営に走り、5日に派閥役職の辞任を申し出た。結束にほころびが目立つ状況に、幹部は「十人十色。いろんな考えがあるってことだ」と語るのがやっとだった。

 ▽狂う戦略

 「出馬は五分五分だ。決断する時は、勝てる道筋が見えていないといけない」。派閥会合前、周辺にこう漏らした石破氏。協議を終えると、国会内の自身の事務所に戻り、大半を過ごした。

 派閥会長は前回総裁選の惨敗を受け辞任。20人で発足したメンバーは17人に減少し、派閥だけでは20人の推薦人を確保できない。「仲間が離れて行く人が首相になれるわけがない」(竹下派中堅)と党内の目は冷ややかだ。議員票積み増しへ展望は開けていない。

 4、5両日の共同通信社の世論調査で次期首相にふさわしい人として、河野氏の後塵を拝した。議員票に期待できないが故に、地方票の圧勝は欠かせない。河野氏が出馬へ動きだした今、石破氏の戦略は完全に狂った。

 過去4回、総裁選に名乗りを上げたが連敗。派内には「冷や飯」に耐えられず「今度こそ勝ち馬に乗って、政権中枢で仕事をしたい」(中堅)との声が石破氏の耳に届く。

 菅義偉首相の退陣意向表明を受け、石破氏は4日、二階俊博幹事長と東京都内で会談した。二階派への支援要請かと党内は注目したが、具体的な依頼はないままだったという。二階氏は周辺に「何をしに来たのか」と石破氏の意図をいぶかった。自民筋は「プライドが高すぎる。だから駄目なんだ」と突き放した。

 ▽タッグ

 「何度も話したが、はっきりしない」。閣僚経験者は今回は不出馬と読む。そこで党内に広がるのが、人気が高い河野、石破両氏がタッグを組むとの観測だ。河野氏に近い若手も「河野氏は石破氏の動向を気にしているようだ」と明かす。

 河野氏は派閥横断の中堅・若手を主な支持基盤とする。「石破-河野連合」が実現すれば、地方票で劣勢を強いられる岸田文雄前政調会長には大きな痛手だ。大派閥が存在感を示すことが多かった総裁選の在り方を変える可能性も秘める。

 ベテランは、衆院選を控えた各議員は地方票の行方に多大な影響を受けると語り、こう身構えた。「もし2人が組めば、全てが変わる」

2021/9/8
もっと見る
 

天気(10月24日)

  • 21℃
  • 12℃
  • 10%

  • 20℃
  • 10℃
  • 20%

  • 21℃
  • 11℃
  • 0%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ