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 宮崎淳さんの胸像の前に立つ鈴木量博駐トルコ大使(右端)ら=23日、トルコ東部ワン(共同)
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 宮崎淳さんの胸像の前に立つ鈴木量博駐トルコ大使(右端)ら=23日、トルコ東部ワン(共同)

 【ワン共同】600人以上が犠牲となった2011年のトルコ東部ワンの大地震から23日で10年。現地では日本から支援に駆け付け、犠牲となった東京のNPO法人「難民を助ける会」職員、宮崎淳さん=当時(41)、大分市出身=の功績を語り継ぐ公園が全面完成し、記念式典が開かれた。出席者は宮崎さんに感謝と追悼の言葉を述べた。

 ワン中心部に近接するエドレミットにできたのは「ミヤザキ森林公園」。昨年までに胸像や鳥居型のゲートが完成し、整備が進んだ。

 トルコ災害緊急事態対策庁のセゼル長官は「宮崎さんは慈悲の心の持ち主だ。私たちのために犠牲を払った人を決して忘れない」とあいさつ。鈴木量博駐トルコ大使は「公園が宮崎さんの抱いた共助の精神と、トルコと日本の絆を象徴する場になってほしい」と述べた。

 「難民を助ける会」のトルコ駐在の景平義文エリアマネジャーは、宮崎さんの母、恵子さん(78)が「あれから10年もの月日が過ぎてもトルコの人々が息子のことを覚えていてくれて心が温まります」とメッセージを寄せたことを紹介した。

 ワンは11年10月23日と11月9日に大きな地震に見舞われた。宮崎さんは最初の地震の後に支援のため現地入り。2回目の地震で滞在先のホテルが崩壊し、死亡した。

 ワンでは復興とインフラ整備が進んだが、式典が開かれた公園近くには仮設住宅が残り、6家族が暮らす。ベドレッティン・ドゥランさん(71)は「仕事もお金もなく、ここから出られない。支援もなくなってきた。この10年は拷問のようだ」と語った。

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