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 【モスクワ共同】今年のノーベル平和賞の受賞が決まったロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラトフ編集長は21日、南部ソチで行われた会合でプーチン大統領に対し、ロシアでメディアが活動を制限されているとして直接抗議した。プーチン氏は「個人の意見を持つことを禁止しているわけではない」と反発した。国営テレビが中継した。

 ロシアでは政権に批判的なメディアを、スパイと同義の「外国の代理人」に指定する動きが強まっている。ムラトフ氏は強権下で「民主主義と恒久平和の前提である表現の自由を守る努力」を評価され、フィリピンのマリア・レッサ氏と共に受賞が決まった。

 国内外の有識者を集めた「ワルダイ会議」の全体会合で、受賞決定後初めてプーチン氏に質問する機会を得たムラトフ氏は、メディアの「外国の代理人」指定は「烙印だ」と強い懸念を示した。

 これに対しプーチン氏は「受賞を祝福したい。あなたはとても高貴な仕事をしている」と言及。その上で、指定は「外国から資金提供を受け、内政干渉する活動」を対象にしていると強調した。一方、運用をいま一度見直す必要があるとして、関係機関に法律を「悪用しないよう指示する」と述べ、理解を示した。

 ムラトフ氏は今月9日の受賞決定後「賞金を受け取ることで(資金提供として)外国の代理人に指定されうるのか」と政権への皮肉まじりに語っていた。賞金については難病と闘う子どもの支援団体などに寄付する意向を示している。

 プーチン氏は今月開かれた別の国際会議で、ムラトフ氏がロシアの法律を守らなければ「外国の代理人」に指定されることもあり得ると述べていた。

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