国際

  • 印刷
 19日、独北部イツェホーの裁判所に出廷した96歳の女性被告(AP=共同)
拡大
 19日、独北部イツェホーの裁判所に出廷した96歳の女性被告(AP=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ北部イツェホーの裁判所で19日、第2次大戦中にナチス・ドイツの強制収容所でユダヤ人ら約1万1千人の殺害に関与したとして、殺人ほう助罪に問われた収容所の速記タイピストだった女性被告(96)の公判が始まった。裁判所などによると、当時10代後半で、所長が出した収容者の移送、処刑命令などを繰り返しタイプした。

 ドイツでは2011年、強制収容所で看守などとして勤務していたことを証明すれば殺人ほう助罪が成立する判断が下され、90歳以上の男性被告らの裁判が続く。ただ女性に対するケースは近年なく、注目が集まっていた。

 公判は当初、今年9月末に予定されたが、女性被告は当日出廷せずに逃走。数時間後、警察に拘束される騒ぎを起こし、公判は延期になっていた。

 裁判所や報道によると、被告は18歳だった1943年からドイツ敗戦の45年まで、現在のポーランド北部に設置されたシュツットホーフ強制収容所で、所長付の速記タイピスト兼秘書として勤務した。

 シュツットホーフには大戦中、約11万人が収容され、飢えや病気のほか、ガス室に送られるなどして6万人以上が命を落とした。被告は過去に所長の下で勤務したことは認めたが、身近で殺害が行われていたとは知らなかったと語っていた。

国際の最新
もっと見る
 

天気(12月3日)

  • 14℃
  • 7℃
  • 20%

  • 14℃
  • 1℃
  • 50%

  • 14℃
  • 6℃
  • 20%

  • 14℃
  • 4℃
  • 20%

お知らせ