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 ブータンとのオンライン会合で覚書に署名する中国の呉江浩外務次官補=14日、北京(中国外務省のホームページより、共同)
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 ブータンとのオンライン会合で覚書に署名する中国の呉江浩外務次官補=14日、北京(中国外務省のホームページより、共同)

 【ニューデリー共同】中国とブータン両政府は19日までに、国境画定交渉を加速させることで一致し、3段階の工程に関する覚書に署名した。ブータン外務省が発表した。詳細は明らかにされていないが、両国は1984年に始まった交渉の前進と捉えている。今後、交渉が進展すれば、国交のない両国関係の改善につながる可能性がある。

 ブータンはインドと中国に挟まれた内陸国で、同様に中国との国境問題を抱えるインドが安全保障面で後ろ盾となってきた。中国にはブータンとの2国間交渉の進展をアピールしインドをけん制する狙いがありそうだ。

 ブータン外務省によると、ドルジ外相と中国の呉江浩外務次官補が14日のオンライン会合で覚書に署名した。ブータン側は「双方が受け入れ可能な結論に至ることが期待される」と表明。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は、中国の隣国で外交関係がないのはブータンだけだとして、覚書署名は「早期の外交樹立につながる」と期待感を示した。

 インドメディアによると、ブータンは主に西部と北部で中国と領土問題を抱えており、昨年7月には、中国外務省がブータン東部でも争いがあると主張した。

 2017年には西部の係争地域「ドクラム高地」で中国が道路を建設したとブータンが抗議。インドとの3カ国の国境地帯に位置し、ブータンを支援する形でインド軍が中国軍と2カ月以上にらみ合った。

 環球時報は「ブータンの背後にいる国が問題となってきた。インドだ」と主張、2国間交渉にインドが介入しないよう求めた。ブータンはインドの安保上、重要な位置にあり、インド外務省報道官は14日の記者会見で、覚書について「注目している」と述べた。

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