国際

  • 印刷
 フランスのルドリアン外相=10日、ドイツ・ワイマール(AP=共同)
拡大
 フランスのルドリアン外相=10日、ドイツ・ワイマール(AP=共同)

 【パリ共同】フランスのルドリアン外相は17日、声明を発表し、米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設によりフランスがオーストラリアとの潜水艦共同開発計画を破棄されたことを受け、駐米、駐豪両大使を直ちに召還することを決めたと明らかにした。マクロン大統領の要求によるもので、大使らと協議するとしている。

 フランスは米英豪の動きに激しい怒りを示しており、抗議の意図は明白。外交関係の危機が深まりそうだ。ルドリアン氏は「米豪両国の発表は極めて重大だ。(大使召還は)異例の決定だが正当化される」と指摘した。

 18日付のフランス紙ルモンドは、オーストラリアが計画破棄をマクロン氏に通告したのは発表当日だったとし、同盟国の米国がフランスを「蚊帳の外に置いた」と報道。ただ察知できなかった自国の情報収集に欠陥があった可能性も指摘した。

 報道によると、マクロン氏はフランス時間15日午前、緊急の連絡を望んだモリソン豪首相との電話会談で、フランスが技術協力して潜水艦12隻を建造する計画の破棄を伝えられた。米英がオーストラリアへの原子力潜水艦導入を支援することになったが、バイデン米大統領らの発表はフランスの同日深夜だった。

 フランスは週の初めから状況に異変を感じ、米側にさまざまなルートで接触を図っていたとされる。しかし大統領府高官が米側と話すことができたのは、オーストラリアからの通告の後だった。

 米英豪はオーカス創設に関し数カ月前から協議していたとされる。一方、仏豪は6月に首脳会談、8月末には初の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を実施し、2プラス2の共同声明では「潜水艦計画の重要性を確認した」と明記していた。

国際の最新
もっと見る
 

天気(10月24日)

  • 21℃
  • 12℃
  • 10%

  • 20℃
  • 10℃
  • 20%

  • 21℃
  • 11℃
  • 0%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ