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 アフガニスタン南部カンダハルでインタビューに応じるバラダル師。15日に放映された映像(ロイター=共同)
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 アフガニスタン南部カンダハルでインタビューに応じるバラダル師。15日に放映された映像(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】アフガニスタンで暫定政権を樹立したイスラム主義組織タリバンの穏健派バラダル副首相が、最強硬派に殺害されたとのうわさが広がり、自ら国営テレビに出演して否定する騒ぎとなった。女性や少数派も含む「包括的政権」を目指すバラダル師と、反対する最強硬派との対立が顕在化しており、穏健派の影響力が低下したとの指摘もある。

 バラダル師は15日に放映された国営テレビのインタビューで死亡説について「完全な誤報だ。指導部の間で対立があるというのもデマだ」と一蹴した。しばらく公の場に姿を見せず、カタールのムハンマド副首相兼外相が12日、首都カブールを訪れた際の協議にも現れなかった。

 バラダル師はタリバンの共同創設者で、政治部門トップ。米軍撤退交渉を主導し、米誌タイムは今年の「世界で最も影響力のある100人」に選んだ。

 タリバンはカブール制圧後、包括的政権をつくると強調し、恐怖政治を敷いた旧政権との違いをアピールした。女性や少数民族の入閣も期待されたが、7日発表の暫定政権は全員男性で、タリバンの母体民族パシュトゥン人でほぼ占められた。

 バラダル師は、米国がテロ組織に指定する最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」と対立したとみられている。暫定政権の人事を巡り、双方の支持者が大統領府で乱闘し、バラダル師が銃撃されたとの未確認情報が先週から広まっていた。

 バラダル師は国営テレビのインタビューで、ムハンマド氏のカブール訪問は南部カンダハルにいて「知らなかった」と答えた。事実であっても重要情報が伝えられなかったことになり、穏健派の勢力縮小の可能性が取り沙汰されている。

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