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 【北京共同】北朝鮮国営メディアは16日、同国が15日に行ったミサイル発射は、鉄道を使った発射部隊の準備態勢を抜き打ちでチェックする「検閲訓練」だったと報じた。同系統とみられる新型弾道ミサイルを北朝鮮が3月25日に発射台付き車両(TEL)から発射した際は「試験(実験)発射」と表現しており、その後実戦配備段階に入ったことを強調した形だ。

 日本政府は今回、弾道ミサイル2発が発射され、変則軌道で約750キロ飛んだと判断している。

 発射を指導した朴正天・朝鮮労働党書記は、鉄道を使った発射は同時多発的に攻撃を加える効率的な手段だと強調し、今回発射した「鉄道機動ミサイル連隊」を旅団に拡大することに言及した。ただ老朽化が進む同国の鉄路では高速での移動は困難とみられ、鉄道網の改修まで乗り出すかは不透明だ。

 北朝鮮は3月25日に弾道ミサイルを発射し、翌日「新型戦術誘導弾(ミサイル)」の実験だと報じた。変則軌道で飛ぶ新型短距離弾道ミサイル「KN23」の改良型とみられる。北朝鮮は弾頭重量は2・5トンと主張、事実なら核搭載も可能だ。

 日本政府も当時、新型と分析。今回発射されたミサイルは3月のものと外見が似ており、同系統とみられる。

 一方、日本の植民地時代に構築された北朝鮮の鉄道網は老朽化が進み、列車の運行速度は時速30キロ程度に抑えられている。2018年に北朝鮮当局と共同で鉄道を点検した韓国政府関係者は「重量物を積載した貨車が高速で走れば線路が崩壊する恐れがある」と話した。戦時には最初の攻撃目標になる線路で戦略兵器を展開する構想の有効性を疑問視する声もある。

 朝鮮中央テレビは16日夜、貨物車型の車両の上部が開き、格納されていたミサイルが直立して発射される映像を放映した。

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