岩手県警は7日、同県大船渡市の漁港周辺でアワビを密漁したとして、漁業法違反の疑いで、いずれも岩手県花巻市に住む自称無職八重樫敏博容疑者(67)と職業不詳駿河昭久容疑者(44)を逮捕したと発表した。
大船渡市のほか、陸前高田市や宮城県気仙沼市など東日本大震災の被災地で人目に付かない場所を狙って密漁を繰り返していたとみられ、岩手県警は流通経路などを詳しく調べる。
逮捕容疑は、2月28日午後6時ごろから同9時ごろ、同県大船渡市三陸町越喜来の漁港周辺で、漁業権がないのにアワビ数十個(約10キロ)を密漁した疑い。
県警によると、被害額は1千万円を超えるという。
