【ニューヨーク共同】米司法当局は3日までに、子どもへの米市民権付与を望むトルコ人向けに東部ニューヨーク州への「出産旅行」を実施し、米公的医療保険から給付金をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで6人を訴追した。米国は国内で生まれた子どもに市民権を与える出生地主義。
司法当局によると、訴追されたのはトルコ人4人と米国人2人。トルコ語のウェブサイトを通じて参加を募集し、妊婦1人当たり約7500ドル(約78万円)を徴収。観光ビザなどで入国させた上で拠点に宿泊させ、医療保障「メディケイド」に虚偽の申請をして計210万ドル以上をだまし取るなどした疑い。
