【ワシントン共同】米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」は1日、年次報告書を公表し、軍事・経済両面での影響力拡大を背景に「新世界秩序」の構築を進める中国への強い警戒感を示した。同時に、香港の人々や台湾への支援強化も求めた。
報告書は、中国に関し「新たな世界秩序の頂点に立つことを想定している」と明記。新型コロナウイルス感染拡大を受け、各国への支援や国際機関への影響力拡大を図ったと指摘し、バイオテクノロジーや人工知能など最先端技術の独占を目標にしていると分析した。
軍事面では、将来的には世界規模で米国の軍事力を脅かす可能性があると危機感を示した。
