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路地沿いに古い建物が軒を連ね、観光で人気を集める町並み=高砂市高砂町今津町
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路地沿いに古い建物が軒を連ね、観光で人気を集める町並み=高砂市高砂町今津町
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 兵庫県高砂市が16日に発表した2021年度当初予算案。新規施策は民間の人材を登用する政策アドバイザーの設置、観光PRと情報発信の強化など予算規模が小さいソフト事業が中心となった。前年に続いて大型ハード事業への投資は膨らむため、一般会計は初めて400億円を超え、過去最大となる。(若林幹夫)

■新規施策はソフト中心

 政策アドバイザーは特別職の非常勤職員で、任期は4月1日から1年間。民間、行政の両方を経験した人の起用を想定している。政策面で総合的に助言する民間人材の登用は同市初。都倉達殊(たつよし)市長は「新型コロナウイルスの影響で苦しむ中小企業の支援や環境問題、情報発信など幅広くアドバイスしてもらう」とする。

 4月からの機構改革では、観光振興や情報発信を一体的に担うシティプロモーション室を新設する。同室では同市の魅力を創造・発信するプロモーションの戦略を策定し、職員の広報ノウハウを養うために民間の講師による研修を行う。

 ハード事業では、11月に試運転を始める広域ごみ処理施設については整備のピークが過ぎたが、新市庁舎や、同市曽根町の松村川河口の排水機場は前年より整備費が増える。歳入のうち法人市民税は、コロナ禍で前年度当初比34・3%減と大きく落ち込んだ。

 コロナ関連はワクチン接種のみを計上。他の対策は補正予算案として追加提案する。

■市内の自転車観光PR

 2022年度から自転車を活用したツーリズム(観光)事業を実施する予定で、21年度は自転車観光のPRに着手する。観光情報の発信を担う一般社団法人の高砂市観光交流ビューローに、新たに観光ルートの構築や、サイクリングマップ作製などを手掛けてもらい、運営費として1千万円を助成する。

 同市は坂道が少なく、市域がコンパクトなため、自転車で移動しやすい。市内の観光地は、日本の海運発展に貢献した工楽松(くらくまつ)右衛(え)門(もん)の旧宅や同ビューローが入る古民家など、歴史的な景観が残る高砂町かいわいが近年人気に。生石(おうしこ)神社のご神体の巨石「石の宝殿」と周辺の採石遺構、一願成就や合格祈願で知られる鹿嶋神社もある。

 点在する観光地や歴史的な施設を結んでルート(路線)化することで、市外から訪れる観光客の滞在時間を延ばし、経済効果に結び付けたい考え。

 また市民にも、健康増進のために自転車利用を促す。21年度は事故防止対策として、安全運転を徹底してもらうための資料を作り、模擬信号機を購入。山陽電鉄荒井駅西側の踏切から北東約260メートルの市道には、自転車専用レーンを設ける。

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