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研究が進む土器や埋葬品の展示=県立考古博物館
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研究が進む土器や埋葬品の展示=県立考古博物館
ハスの花があしらわれ、登リ田遺跡で見つかった瓦=県立考古博物館
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ハスの花があしらわれ、登リ田遺跡で見つかった瓦=県立考古博物館

 兵庫県内にある弥生-江戸時代の遺跡計10カ所について、最新の研究成果を紹介する企画展「ひょうごの遺跡2021-調査研究速報」が、同県播磨町大中1の県立考古博物館で開かれている。パネルとともに、姫路市の登リ田(のぼりた)遺跡から発掘された飛鳥時代の祭祀(さいし)用具「土馬(どば)」や奈良時代の瓦、江戸時代に作られ、神戸市兵庫区の兵庫津遺跡で見つかった土製のミニチュア城郭など、出土品計211点が並ぶ。3月14日まで。(門田晋一)

 毎年この時期に開催。今回は、2019年度に調査報告書がまとまった6カ所と、20年度に新たに発掘した4カ所がそろう。

 報告書が完成した竹の前遺跡(姫路市)では、弥生-古墳時代と、平安末期-鎌倉時代という二つの時期の集落遺跡を調査。遺跡内の溝からは大量に投棄された弥生土器が見つかった。吉備地方(現在の岡山県など)に多い形状をまねて作られた土器や、讃岐地方(現在の香川県)から持ち込まれた土器もあり、当時の人が広域に交流していたことが見て取れる。

 現在、調査を進めている弥生時代の玉津田中遺跡(神戸市西区)からは、同時代によく見られる方形周溝墓2基のほか、稲作を裏付ける石包丁や糸を紡ぐ紡錘(ぼうすい)車とともに、縄文時代の祭りで使われた石棒や土偶も出土したことを説明。時代が変わっても、二つの時代の文化が共存していたことを示す。

 同館の中村弘学芸課長(54)は「研究の最前線が分かる展示。いま明らかではないことも、将来、ひもとかれていくかもしれないと思いながら楽しんでほしい」と話す。

 このほか、展示室の増築工事中で休館している同館加西分館(同県加西市)から、干支(えと)にちなんだ銅鏡3枚も本館に展示。午前9時半~午後5時。月曜休館。大人200円、大学生150円、高校生以下無料。考古博物館TEL079・437・5589

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