
知的、発達障害がある20代の男女6人が雑貨を作り、販売する「アステル洋品店」が25日、JR加古川駅南(兵庫県加古川市)の商店街「ベルデモール」にオープンする。同じ場所で昨年12月に開業した就労継続支援B型事業所「アステル」の職員5人がサポート。管理者の坂本精治さんは「ものづくりに没頭しつつ、お客さんとの触れ合いも楽しめる」とし、「利用者はこの店で成長して次のステップに羽ばたいてほしい」と期待する。(笠原次郎)
福祉の現場で20年近く働いてきた社会福祉士中谷麻里さん(39)=同県明石市=らが、同事業所と店を立ち上げた。約100平方メートルの元事務所を借り、作業場と休憩所に加え、約15平方メートルの販売スペースを確保。アステルの名前は、ギリシャ語で「星」を意味し、「利用者のあすを照らす」との思いも込めた。
