正月飾りとして人気がある葉ボタンが、兵庫県加古川市志方町横大路で間もなく収穫期を迎える。めでたい紅白の6種類が色づき、冬の休耕田を彩っている。
地元のボランティアグループ「ふれあい農園」(石原明昭(としあき)代表)が十数年前から栽培。今年はメンバーが9月上旬に苗を植え、約4千株が約12アールの休耕田にずらりと並んでいる。
葉がちぢれている「チヂミ」、丸みを帯びた「丸葉」、葉が広がる「サンゴ」の3種類で、色はそれぞれ赤と白がある。同グループの栽培担当の男性(77)は「今年は気温も雨もちょうどよく、きれいに色づいてくれた」と話す。
同市志方町横大路805、県道飾東宝殿停車場線沿いの現地で、即売会を6日午前8時~午後3時に開く。1株100円。雨天中止。
(笠原次郎)
