乗り合いタクシーで「交通弱者」の移動手段確保 稲美で実験

2020/11/25 05:30神戸新聞NEXT

「あいのりいなみ」で使用されるタクシー（稲美町提供）

　車を利用できない人やバス停から遠いお年寄りらの交通手段を確保するため、兵庫県稲美町は１２月１日、デマンド（予約）型乗り合いタクシー「あいのりいなみ」の社会実験を始める。対象は同町内在住者。利用者が電話で予約すれば自宅や指定場所に迎えに来てくれて、町内の公共・商業・医療施設など、区域によって最大約８０カ所から目的地を選んで送ってもらう。町は２０２２年３月まで需要を調査し、以降も継続するかどうかを検討する。（門田晋一）