卒業して不用になった制服を買い取り、新入生に向けて販売する取り組みを、兵庫県丹波市柏原町柏原のリサイクルショップ「サンコードー」が始めた。現在は柏原中、氷上中、柏原高、氷上高が対象だが、ゆくゆくは丹波市内全域を対象にする考えもあるという。
取り組みは、同店代表の竹内孝志さん(50)が企画した。買い取り、販売ともに「始めてほしい」という要望を受けたのがきっかけという。
竹内さんは1月30日に折り込みチラシで告知。「制服はあまりそろわないから、今年の販売は無理だろう」とすら考えていたが、チラシの配布直後から問い合わせが相次いだ。現在は在庫にやや余裕がある状況となっている。
同店が買い取った制服は新品よりも手頃な価格で購入できる。例えばブレザーは新品の場合、2万円ほどするものの、同店では約6千円で販売しているという。竹内さんは「新品を購入する前に来てもらえたら」と呼び掛けている。
制服は全てそろった上下セットだけではなく、単品でも買い取りと販売を行っている。また、買い取り、販売時ともに身分証明証の提示が必要になるほか、制服を購入する時は、着用する本人の来店を求めている。
火曜定休、午前9時~午後7時。同店TEL0795・72・0003
(川村岳也)
