今春からプロ野球の世界に挑む千葉ロッテ新人、中森俊介投手(18)=兵庫県丹波篠山市身=の活躍を願い、直筆サイン入りのユニホームが同市役所の1階市民ホールに展示されている。訪れた市民らは「大きいな」「頑張ってほしい」と期待を寄せている。(金 慶順)
中森投手は篠山東中学校を卒業後、明石商業高校に進んだ。1年生から4季連続で甲子園のマウンドを経験。2019年にはエースとして、春夏連続でチームの4強入りに貢献した。昨年のプロ野球ドラフト会議では、ロッテにドラフト2位指名されるなど、さらなる活躍が期待されている。展示されているユニホームは、昨年12月に中森投手が酒井隆明市長と対談した際、ロッテのユニホームにサインして贈ったものという。
ホールにはユニホームのほか、中森投手の経歴も掲示。写真とユニホームを見た同市出身の男性(70)=同県西宮市=は「やっぱり体格がいい」と期待し、「明石商の試合によく足を運んで応援したが、プロでも活躍してほしい」と話していた。
また市は今年1月、中森投手に「丹波篠山ふるさと大使」への就任を依頼。中森投手は球団を通じて「育ってきた場所などで、素直にうれしい」「自分がプロの世界で結果を残すことで、丹波篠山がもっと有名になってほしい」と答えたという。高校卒業後、大使に就任する見通し。
