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「麒麟がくる」放映で注目を集める黒井城跡(奥)=丹波市春日町黒井
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「麒麟がくる」放映で注目を集める黒井城跡(奥)=丹波市春日町黒井
丹波篠山市内でもドラマをPRするのぼりがはためく=丹波篠山市北新町
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丹波篠山市内でもドラマをPRするのぼりがはためく=丹波篠山市北新町

 「天正7(1579)年夏、丹波の八上城と黒井城がようやく落城した」-。1月31日に放送されたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、ついに明智光秀による丹波攻略が描かれた。ドラマ誘致に励んできた兵庫県丹波篠山市、丹波市にとっては悲願だった「丹波攻め」のシーン。攻略がナレーションで終わってしまったことを惜しむ声もあるが、地元住民は「丹波は確かな存在感があった」と手応えも感じている。

 昨年1月に始まったドラマは、新型コロナウイルスの影響による放送休止をはさみ、2月7日に最終回を迎える。昨年末ごろから作中では「丹波」の地名が頻繁に登場し、地元住民は「丹波はいつ描かれるのか」と待ちわびていた。

 そして31日放送の第43回。前述のナレーションと共に、丹波国の地図上で燃える黒井城(丹波市春日町)と八上城(丹波篠山市)がCGで映し出された。合戦シーンはなかった。

 「丹波攻めの描写が少なかったのは残念」と黒井城跡地域活性化委員会委員長の吉住孝信さん(72)は肩を落とす。光秀の猛攻を「呼び込み戦法」で退けた黒井城主、荻野(赤井)直正は、これまで作中に名前こそ出てきたものの、ついに姿を見ることはできなかった。「黒井城と八上城の関係など、もう少し詳しく描いてほしかった」

 だが、黒井地区では大河ドラマの放送決定を機に、黒井城跡山頂での甲冑武者のお茶会や、おもちゃの刀で戦う合戦イベントなどが生まれた。吉住さんは「光秀ゆかりの地、京都府亀岡市などと交流が生まれ、地域活性化の機運が高まっている。大河で集まった黒井への注目を持続させたい」と意気込む。

 一方、八上城跡のある丹波篠山市では1日、市議会本会議で酒井隆明市長がドラマについて「オープニング前に既に落城してしまっており少し残念だが、八上城を取り上げてもらえた」と喜びのコメントを述べた。

 八上城跡のある高城山には、光秀の母・お牧がはりつけで処刑されたという伝承が残る。市は放送開始前、お牧の悲話を前面に押し出したポスターを作り、「どんなはりつけになるのか」と期待を高めてきた。だがドラマ終盤、お牧の様子は描かれていない。

 「最終回でお牧が登場するかもしれない」と酒井市長は期待を残す。

 八上城跡の様子は、ドラマの最後に光秀ゆかりの地を紹介する「紀行」コーナーでも紹介された。「八上城麒麟がくる委員会」の小野健二委員長(42)はドラマを見て「大満足です」と喜ぶ。合戦シーンはなかったものの、八上城主・波多野秀治は本編に登場し、光秀と織田信長の確執を深める描写につながった。

 「丹波の存在感は感じてもらえたと思う。まちおこしを一過性で終わらせないよう、高城山を引き続き盛り上げていきたい」と話していた。

 最終回「本能寺の変」は2月7日放送。(金 慶順、真鍋 愛)

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