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狂言に親しんでもらおうと、江戸時代の装束、安土桃山時代の面など38点を展示している=丹波篠山市立歴史美術館
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狂言に親しんでもらおうと、江戸時代の装束、安土桃山時代の面など38点を展示している=丹波篠山市立歴史美術館

 兵庫県丹波篠山市で江戸時代から盛んだった能楽に親しんでもらおうと、新春企画展「伝統の継承 丹波篠山の狂言」が、市立歴史美術館(同市呉服町)で開かれている。安土桃山時代に作られた面や、江戸時代の扇、装束など38点を展示し、びょうぶ絵などを通じて演目の筋書きも紹介する。3月21日まで。(金 慶順)

 「能」と「狂言」は合わせて能楽と呼ばれ、1957年に国の重要無形文化財に指定された。同市黒岡の春日神社では毎年春に「春日能」、元日には「元朝能」が奉納される。

 展示は、市内在住の大蔵流狂言方である山口耕道さんが昨年、能楽の「文化財保持者」として認定されたことを記念し、一般社団法人ウイズささやまが企画。篠山能楽資料館(同市河原町)の所蔵品や個人蔵の逸品などを並べた。

 狂言用の面「登髭(のぼりひげ)」と「黒式尉(こくしきじょう)」は安土桃山時代の品。穏やかな笑みに引き込まれる。鬼に用いる「武悪(ぶあく)」の面は垂れ目や食いしばった歯が特徴で、能面の鬼とは異なり滑稽な表情を浮かべている。「狐」や娘役の「乙(おと)」もある。

 扇は金地に鳳凰(ほうおう)、銀地に波を描くなど色もデザインも華やか。装束も幾何学模様や格子模様など多彩だ。音楽と物語性を重んじる能に対し、狂言は庶民の日常を扱った対話劇。「末廣(すえひろ)がり」「千鳥」などコミカルな演目の筋書きも、江戸、明治期に描かれた絵と合わせて紹介している。

 展示に協力した山口さんは「篠山の人たちが実際に使った面や装束なので、狂言を身近に感じてほしい」と話していた。

 月曜休館(祝日は開館し、翌日が休館)。午前9時~午後4時半。大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円。同館TEL079・552・0601

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