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「いま一度気を引き締めて」と、新型コロナウイルス対策を呼び掛ける逢坂悟郎所長=丹波市柏原町柏原、丹波健康福祉事務所
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「いま一度気を引き締めて」と、新型コロナウイルス対策を呼び掛ける逢坂悟郎所長=丹波市柏原町柏原、丹波健康福祉事務所
手指消毒剤と、顔にフィットする不織布のマスク=丹波市内
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手指消毒剤と、顔にフィットする不織布のマスク=丹波市内

 兵庫県に新型コロナウイルス感染拡大に伴う2度目の緊急事態宣言が発令され、2週間が過ぎた。丹波健康福祉事務所管内(丹波篠山市、丹波市)では、年明け以降に感染者が急増。1月25日までに確認された感染者は27人と、わずか1カ月で、昨年3~12月の感染者数(39人)の約7割となった。同事務所の逢坂悟郎所長に、丹波地域の現状や私たちが心掛けることなどを聞いた。(聞き手・真鍋 愛)

■管内の感染状況は。

 「丹波地域の感染者数は、昨年3月からの10カ月で39人。但馬に次いで少ない数だったのに、年明けから緊急事態宣言が出た13日までの約2週間で11人が感染した。宣言再発令後も、25日までに16人の感染が確認されている。1月だけで、昨年約10カ月分の感染者数に近い数になっている。『丹波地区緊急事態宣言』の様相だ。丹波篠山市、丹波市のどちらかに感染が集中しているわけではなく、両市で同じように感染が確認されている」

■感染原因は。

 「丹波地域では観光や仕事で神戸市や大阪府、京都府福知山市などの感染流行地に行き、会食をした結果の感染が多い。会食を断りにくい、都市部での冠婚葬祭で感染したケースもあった。また、感染流行地から来た人との会食で感染が広がった事例もある。クリスマスから正月にかけて気持ちが緩んだ結果。職場の休憩室で昼食を複数名と食べ、感染することもある」

 「年末年始の帰省でも、丹波地域で正月を過ごした人が感染流行地に帰ってから発症したケースが複数あった。一緒に過ごした家族の多くは濃厚接触者になったが、幸い、全員陰性だった。あと数日、帰省の日数が長かったら、家族も感染していたかもしれない」

■丹波地域の検査、医療の受け入れ態勢は。

 「病院と診療所の協力もあり、保健所が依頼すれば翌日には検査ができている。ベッドは常に満床で、自転車操業状態。これ以上感染者が増えると、必要な人が入院できない可能性もある。軽症、無症状の人が入るホテルなどの宿泊療養施設は、今のところは入れている」

■保健師は疲弊していないか。

 「追跡調査はできているが、昨年10カ月で行っていた業務量がここ1カ月で押し寄せているため、皆疲れがたまっている。夜間に感染者が出ると電話連絡があり、深夜でも応対する必要がある。クラスター(感染者集団)の疑いがあると、対応を急がなければならない。休みの日も出勤者とやりとりする必要があり、気は休まらない。特に今月は限界ぎりぎり」

■私たちが今すべき感染対策は。

 「当然だが、新型コロナは感染者に近寄らなければ感染しない。感染者は、感染流行地にたくさんいる。いま一度気を引き締め、できるだけ感染流行地に行かないで。どうしても行く必要がある時は会食を避け、マスクを外さない。顔にフィットする不織布のマスクを着け、手指消毒を徹底して。危機感を、新型コロナが流行し始めた昨年3月ごろまでに戻してほしい」

 「高齢者施設や病院で働く人は、感染流行地での会食の心当たりがなくても、発熱などの風邪症状が出たらすぐにかかりつけ医を受診し、検査を受けて。本人は対策を徹底していても、家族から感染する事例が増えている。高齢者施設の職員が体調不良のまま、入所者のケアを続けた事例も複数あった。高齢者は重症化しやすく、クラスターが生まれる危険性もある。十分注意してほしい」

【マップ】目で見る兵庫県内の感染状況

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