2021年が幕を開け、兵庫県の丹波地域の両市役所では4日、仕事始め式が開かれた。職員たちは年頭のあいさつを交わし、市長から訓示を受けると、気持ち新たに業務に取り掛かった。
丹波市役所では午前9時から氷上住民センター(同市氷上町成松)で仕事始め式があり、副課長級以上の管理職ら約70人が出席した。林時彦市長は訓示で、「みんなでちゃんと大きな声であいさつをしましょう」と説き、「(市民一人一人に対し)この人のために私は働くんだ、という気持ちで頑張っていただきたい」と呼び掛けた。午後には春日住民センター(同市春日町黒井)でも式があった。
丹波篠山市の仕事始め式は市役所1階ホールであり、職員約65人が参加。酒井隆明市長は「2021年が市や市民にとってよい年になるよう、職員一人一人が頑張ってほしい。コロナ禍の中でも一つ一つ取り組んでよいまちづくりを」と訓示した。
式では、市民をもてなす「接遇」の実践目標も発表された。「まず立つ まず出る すぐあいさつ」「その電話 姿はなくても笑顔で対応」など、職員が昨年考えた目標が示され、「感じのよい市役所」への思いを新たにした。(藤森恵一郎、金 慶順)
