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伊藤龍生選手(アスルクラロ沼津提供)
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伊藤龍生選手(アスルクラロ沼津提供)
アスルクラロ沼津への入団が内定した伊藤龍生選手=鹿児島県鹿屋市白水町、鹿屋体大グラウンド(本人提供)
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アスルクラロ沼津への入団が内定した伊藤龍生選手=鹿児島県鹿屋市白水町、鹿屋体大グラウンド(本人提供)

 兵庫県丹波市柏原町出身で鹿屋体大4年の伊藤龍生選手(22)が、サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津へ入団することが内定した。丹波市サッカー協会によると、同市出身のJリーガーは史上初。憧れの元日本代表FW中山雅史選手が在籍するチームで、プロとして歩み出すホープは「最終目標は日本を代表するFW」と決意を新たにしている。(尾藤央一)

 伊藤選手はボールコントロールに優れ、ゴール前の強さも魅力のFW。守備意識も高く、前線から献身的にプレスをかける。

 同市立新井小4年の時に地元の「柏原キッズFC」でサッカーを始めた。練習後も父雄一さんと猛特訓し、5年で県選抜、6年で関西選抜に選ばれた。

 柏原中時代はヴィッセル神戸ジュニアユースに所属し、高校は全国レベルの強豪・米子北(鳥取)へ。2年生の時に骨折で半年間の離脱を強いられたが、「サッカーから離れて、自分にはサッカーしかないと思った」。エースFWとして、全国高校総体ではチームの8強入りに貢献し、冬の選手権では2ゴールを奪って大会優秀選手に。日本高校サッカー選抜の一員としてドイツ遠征も経験した。

 鹿屋体大では結果にこだわり、プロへの道を切り開いた。「頭を使うサッカーに適応できなかった」(伊藤選手)ために低迷し、泣きながら恩師や両親に電話したこともあったというが、「行けないと言われても俺は(プロに)なりたい」と諦めなかった。3年時に天皇杯全日本選手権の名古屋グランパス戦でゴールを決め、今年の天皇杯でも得点するなど、一歩ずつ足場を固めていった。

 今年11月下旬、沼津の練習に参加した。「ゴール前の迫力や強さを出せた」と伊藤選手。実は試合に出られなかった時期に食生活を改善し、1日6食を週5日間続けた結果、体重は入学時より10キロほど増えていた。「高校までは線が細かったが、当たり負けしなくなった」。地道な努力でプロ入りの夢をかなえた。

 沼津での挑戦に、伊藤選手は二重の喜びを感じている。静岡には祖父母が暮らしており「お父さんの出身地で、喜んでくれたのがうれしかった」。また「小さい時からゴン中山みたいやな」と言われていたそうで、ワールドカップ2大会に出場した中山選手から「FWとしてのメンタル」をたたき込んでもらうつもりだ。

 「丹波市初(のJリーガー)はずっと意識してきた。応援してくれる人の力も背負って、絶対に活躍する」と伊藤選手。「泥くさく、がむしゃらに走り、得点にこだわってチームが勝てるように全力でプレーする」と力強く誓った。

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