ペダルのない子ども用自転車「ランニングバイク」に励む兵庫県丹波篠山市の若泰吏汰(わかたいりた)ちゃん(3)が、今月5日に東京であった「全日本ランバイク選手権シリーズ第11戦」の2歳クラスで優勝した。市内を拠点とするランバイクチーム「SPレーシング」の仲間たちと共に14日、市役所を訪れて喜びを報告した。
足で地面を蹴って走る自転車競技。同選手権シリーズは2~8歳の子どもが出場し、年間12戦がある。コースは直線やクランクなどで、スピードは時速30キロ弱にも達するという。
SPレーシングは2018年に発足し、市内外の子どもたち約20人で活動。川代体育館や中野医院の駐車場で週2回、夜に練習している。吏汰ちゃんは2歳のときから、兄の俐斗(りと)ちゃん(6)を追って参加。第11戦では、24人が出場する2歳クラスの予備予選、本予選、決勝の全てを1位でゴールしたという。
市役所を訪れた吏汰ちゃんは「うれしかった」と笑顔。父でチーム代表の宏樹さん(36)は「仲間と力を合わせて楽しく練習してきた。ほめてあげたい」と話していた。
同チームからは今年の同選手権で、俐斗ちゃんが5歳クラス4位、片桐大誠(たいせい)君(7)が6歳クラス4位、弟の司道(しどう)ちゃん(5)が4歳クラス8位に入賞した。(金 慶順)
