丹波

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和菓子店「明正堂」が開発した国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を意識したもなかクッキー「とのわ」=明正堂
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和菓子店「明正堂」が開発した国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を意識したもなかクッキー「とのわ」=明正堂
吉竹仁人さんとSDGsの考えを取り入れ開発した新商品「とのわ」=明正堂
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吉竹仁人さんとSDGsの考えを取り入れ開発した新商品「とのわ」=明正堂

 兵庫県丹波市柏原町柏原の和菓子店「明正堂」が、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の考えを取り入れたもなかクッキー「とのわ」を18日に発売する。B級品以下の丹波産黒豆で作ったきなこをクッキー生地に練り込み、もなかの皮で包んで焼いた菓子で、1個を販売するごとに1円が、認定NPO法人「国連WFP協会」に寄付される。(真鍋 愛)

 SDGsは、2015年に国連のサミットで採択された。貧困や飢餓、環境など、多岐にわたる分野で、30年までに世界全体で達成を目指す17の目標と、169のターゲット(具体的目標)を掲げており、12番目の目標「つくる責任 つかう責任」では、食品ロスや廃棄物の削減などの具体的目標を定めている。

 「とのわ」を考えたのは、同店チーフの吉竹仁人(きみひと)さん(37)。丹波青年会議所でSDGsについて学び、「食品ロスの軽減なら、社業でも取り入れられるのでは」と、昨年12月から開発を始めた。商品名には「人と人の輪」など、何かの関わり合いが輪のように広がってより良い未来になるように、との願いを込めた。

 もなかの皮は輪の形を意識し、今は使用していない型を再利用した。素材は「遠方の人にも喜んでもらえる“丹波もの”を使いたい」との思いから、「かす」と呼ばれる黒豆に着目。普段は肥料に回される黒豆を荒くひいてきなこにし、クッキー生地にふんだんに練り込んだ。B級以下の素材を使うことで販売価格を抑えたほか、焼き菓子にすることで日持ちが良くなり、手に取ってもらいやすい商品になった。

 吉竹さんは「商売は、自分のためから地域のため、世界のためへと形を変えてきている。誰かを思いやる気持ちを込めて、誰かに贈ってもらえれば」と期待している。

 明正堂が寄付金を送る「国連WFP協会」は、飢餓、貧困問題に取り組む世界食糧計画(WFP)を支援する認定NPO法人。「とのわ」は1個88円(税込み)で、同NPOへの寄付は12月末を予定している。明正堂の営業は午前9時~午後6時。火曜日定休。同店TEL0795・72・0217

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