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遠隔授業の成果を報告する和田山高校の安保直哉教諭=朝来市和田山町枚田岡
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遠隔授業の成果を報告する和田山高校の安保直哉教諭=朝来市和田山町枚田岡

 兵庫県朝来市の和田山高校と宍粟市の千種高校が取り組んでいる遠隔合同授業の研究成果報告会が9日、和田山高であった。両校は本年度、千種高に担当教員がいない簿記の授業を和田山高の商業科教諭がビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」などを活用して行い、千種高の18人を含む33人が履修した。4単位を認定する見通しで、遠隔授業での単位認定は兵庫県内の県立高校では初めてとなる。

 教員数が限られる山間部の高校でも都市部と同等の教育機会を確保することを目指し、県が両校を調査研究校に指定。遠隔授業の実施は文部科学省が省令で、同時に受ける生徒は40人以内▽受信校にも教員を配置▽一部に対面授業を取り入れる-などと定めている。

 合同授業は2018年度から一部の教科で試してきた。20年度は和田山高の霜尾利之教諭(31)が年間74時間を遠隔で教え、8時間は千種高に出張して対面授業を実施。3回の定期考査も同じ日の同時刻に行った。

 報告では和田山高の安保直哉教諭(37)が、生徒へのアンケートなどから「対面授業と同様に学力の定着が保障できる」と説明。学習意欲や質問のしやすさなどの点でも「受信側の生徒にも積極的に話し掛けることで満足度が上がる」と語った。一方で「時間割など両校の教育課程の調整には課題が残る」とした。

 取り組みを指導した太成学院大(堺市)の西野和典教授(65)=教育工学=は「遠隔授業はICT(情報通信技術)機器に慣れている生徒の学習スタイルに適合し、対面授業と同等以上の効果が出た」と評価した。(竜門和諒)

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