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田中希実
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田中希実

 陸上女子1500メートルで日本新記録を連発し、決勝の舞台を踏んだ田中希実(豊田自動織機TC、西脇工高出身)が、今も理想に挙げるレースがある。7年前の8月。小野南中3年の頃、初優勝した全国中学校体育大会だ。

 田中は後方から追い上げ、中盤からトップ争いを演じた。頭の中で「優勝、優勝」と繰り返していたという。ラスト1周手前で先頭に立つと、僅差のリードを保ったままフィニッシュ。力を出し切り、トラック上であおむけに倒れたまましばらく動けなかった。

 「メダルを取りたいと思っていたけれど、まさか優勝できるとは」。レース後、表情一つ変えずに淡々と自らの言葉を紡ぐ姿が印象的だった。

 中学2年で全国都道府県対抗女子駅伝区間賞に輝き、夏は高地トレーニングに取り組むなど既に高い意識を持っていた。だが、まだ自信はなく、後ろ向きな思考から「優勝することを考えるのが怖かった」と明かした。

 当時は身長152センチ、体重39キロ。今も体格はほぼ変わらないが、引き締まった表情やみなぎる自信は見違えるようだ。全国一になっても控えめだった中学生は、世界で堂々と戦うファイナリストへと成長していた。(井川朋宏)

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