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5月のワールドカップで8位入賞した玉井陸斗。五輪では表彰台を狙う=東京アクアティクスセンター
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5月のワールドカップで8位入賞した玉井陸斗。五輪では表彰台を狙う=東京アクアティクスセンター

 東京五輪の日本代表11人のうち5人を兵庫勢が占める飛び込み競技。6日の男子高飛び込み予選に登場するのは14歳の玉井陸斗(JSS宝塚)だ。宝塚市立高司(たかつかさ)中の3年生は、1年時からシニアの全国大会を次々に制覇。初の五輪では日本男子最年少選手としてメダルを目指す。天才少年の素顔に迫った。

 12歳の頃から、取材陣に囲まれても物おじしない。受け答えにそつがなく、不機嫌な様子も見せない。本場中国出身の馬淵崇英(すうえい)コーチ(57)は、卓越した空中感覚や技術のほか、精神面も高く評価。「世界一になれる人材」とほれ込む。

 驚くのは競技への徹底ぶりだ。友達は自転車に乗っていても、自分は走って追い掛ける。事故を防ぐためだ。突き指などのけがをしないよう球技も避ける。

 そんな逸材にも、つらい練習メニューはある。合宿では朝7時から棒にぶら下がり、足に重りを付けた状態で腹筋トレーニング。体を何度も「く」の字に折り曲げ、「朝からきついなと思った」と苦笑する。

 腹筋が美しく割れているトップアスリートも制服をまとえば一人の中学生だ。授業では社会科が好きで、数学が苦手だとか。体育は「得意です」と即答する。走っても速い。

 厳しい練習の息抜きはゲームや動画を見ること。5月のワールドカップで8位入賞し、五輪代表入りを決めた後は「お正月以来」というオフがあり、ゲームを満喫した。JSS宝塚で共に練習する東京五輪代表の40歳、寺内健(ミキハウス、宝塚市出身)は「ゲーム仲間」で、「若い彼にいろいろ教えていただいています」と笑う。

 本番を目前に「まず決勝進出を目指す。それができれば、メダル争いできる位置まで頑張ってもっていきたい」と力強い。「たまちゃん」のニックネームで愛される中学生ダイバーが真夏の東京に衝撃を与える。(藤村有希子)

【五輪特集ページ】東京五輪2020

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