
2022年8~9月に神戸市内で開かれる「世界パラ陸上競技選手権大会」を広くPRする大会アンバサダーに、04年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(42)が就任することになり、21日、同市役所で委嘱式があった。野口さんは、13年から引退まで3年間暮らした神戸に「ありがとうを伝える活動にしたい。パラアスリートの躍動感を伝えていく」と、意気込みを語った。
東アジアで初開催となる同大会は、当初21年9月の予定だったが、新型コロナウイルス流行で延期が決定。来年8月26日~9月4日に、同市須磨区のユニバー記念競技場で行われる。約100カ国・地域から選手約1300人が参加予定。
アンバサダーの委嘱状は当初、大会組織委員会の増田明美会長が手渡す予定だったが、緊急事態宣言発令で来られなかったため、同委副会長の久元喜造神戸市長が野口さんに授与した。野口さんは今後、PRイベントに出演するなど大会の情報発信に取り組むという。(初鹿野俊)
