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公開対局を振り返る(左から)豊島将之JT杯覇者と渡辺明三冠=16日、大阪市港区、丸善インテックアリーナ大阪
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公開対局を振り返る(左から)豊島将之JT杯覇者と渡辺明三冠=16日、大阪市港区、丸善インテックアリーナ大阪

 将棋日本シリーズ、第42回JTプロ公式戦(JT杯)準決勝第1局の公開対局が16日、大阪市の体育館「丸善インテックアリーナ大阪」で行われた。豊島将之JT杯覇者(31)=竜王、尼崎市=と渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=がステージ上で相入玉の熱戦を繰り広げ、先手番の豊島が215手で勝利して決勝進出を決めた。会場には約1500人が訪れ、竜王と名人による戦いを見守った。(井原尚基)

 JT杯は前年度のJT杯覇者とタイトルホルダー、賞金ランキング上位者の計12人が出場し、トーナメントで優勝を目指す。全国各地で公開対局が行われることが特徴だが、昨年はコロナ禍のため無観客で行われ、今年も一部対局は無観客に。関西での公開対局は2019年10月以来となった。

 対局前日のオンライン取材で「ステージで見てもらえる形が戻ってきたことを大変喜ばしく思っている」(渡辺)、「このような形で指せることは非常にうれしい」(豊島)と、JT杯本来の舞台が戻ってくることを異口同音に歓迎していた2人。振り駒は抽選で選ばれた来場者によって行われ、豊島が先手となった。

 稲葉陽八段(33)らによる大盤解説と並行して行われた対局は、互いに角を交換した後、豊島が早繰り銀、渡辺が腰掛け銀の形に。双方が、攻めの銀を進めたり自陣に戻したりと駆け引きを繰り広げた後、豊島が玉を上部脱出させて入玉に成功し、渡辺も入玉した。その後、点数計算をめぐる攻防が行われ、24点に満たないことが確実となった渡辺が投了。両者の公式戦対戦成績は豊島15勝、渡辺21勝となった。

 観客向けの恒例行事として序盤に封じ手があり、封じ手予想クイズも行われた会場。稲葉八段は終局後「渡辺三冠は勝負手を放ったが入玉を許してしまった。ぎりぎりの激闘で、見応えがあった」と講評した。

 藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖=と永瀬拓矢王座(29)による準決勝第2局は11月3日に名古屋市で開催(申し込み終了)。勝者と豊島による決勝戦は同月21日に千葉市で行われる(11月4日まで申し込み受け付け)。

【相入玉時のルール】互いの玉が敵陣に入り、双方とも詰む可能性がなくなったところで、飛車と角を5点、玉以外のその他の駒を1点と数え、双方が規定の点数を満たす場合は持将棋引き分け、一方が不足している場合は負けとなる。プロ棋戦では双方が24点以上あれば引き分けになる。

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