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新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)
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新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 兵庫県内で新型コロナウイルスのワクチン接種後に症状が出て、「副反応疑い」として医師らから報告された事例が、8月末時点で1308件あったことが分かった。うち重篤報告は171件で、ワクチン接種との因果関係は不明。兵庫県が21日、初めて件数などをホームページで公表した。

 接種後に症状が出て医療機関を受診するなどした場合、医療機関の判断で「副反応疑い」として報告される。県ワクチン対策課は「報告が千件を超え、傾向がつかめるようになったのではないか」として公表に踏み切った。

 1308件は、8月末時点での県内の推定接種回数約560万回の0・02%に当たる。発熱や痛みなど軽い症状も報告されているという。年代別では、10~20代が228件、30~50代が772件、60~70代が227件、80代以上が81件で、若年層に多い傾向がある。

 死亡は35件で、内訳は20代1人、50代5人、60代2人、70歳以上27人。県内の事例も含め、国全体での死亡は1190件(9月12日時点)。うち1182件が「情報不足などで因果関係が評価できない」とされ、8件が「因果関係が認められない」とされている。「因果関係が否定できない」とされた事例はなく、ワクチンとは関係なく何らかの疾患で突然死したケースなどが含まれているとみられる。

 一方、ワクチン接種による健康被害を国が補償する救済制度に申請されたのは21日時点で21件。今後、個別に因果関係が評価される。これまでに全国で29人が「接種との因果関係が否定できない」とされ、医療費と医療手当の支給対象になった。(高田康夫)

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