総合 総合 sougou

  • 印刷
神戸大大学院・品田裕教授
拡大
神戸大大学院・品田裕教授

 衆院議員の任期が10月21日で満了になるため、岸田文雄首相には解散の選択肢しかなかった。選挙日程を短期決戦にした背景には、コロナ感染者の減少傾向があるだろう。再拡大する前にワクチン接種の実績などをアピールし、選挙を優位に進めたい狙いがある。

 岸田首相は、組閣で出身派閥のバランスを取るなど手堅い印象。所信表明でも幅広い政策に言及し、党内のあらゆる方面への配慮を感じた。岸田内閣の支持率は前の菅内閣発足時に比べて低かったが、それでも発足直後の「ご祝儀相場」はあった。

 有権者の関心はコロナ対策と経済施策だが、今回は争点が見えにくい選挙になるのでは。感染者が減った上、総裁選でトップが交代した。菅義偉前首相に対し「説明不足ではあったが、やることはやった」という評価もあり、有権者のコロナ対策に対する不満は少し和らいだようだ。

 ただ、岸田首相が主張する所得の分配政策は野党側も提唱している。与野党ともに違いを打ち出しにくく、内容の重なる政策では論争しにくい。各党は分配政策の課題となる財源の確保をどうするかという説明が求められるだろう。(聞き手・末永陽子)

選挙
総合の最新
もっと見る
 

天気(11月28日)

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

  • 13℃
  • ---℃
  • 10%

  • 15℃
  • ---℃
  • 0%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ