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JR三ノ宮駅の新ビル概要を発表するJR西日本の長谷川一明社長(手前)ら=5日午後、神戸市役所(撮影・鈴木雅之)
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 三ノ宮駅ビルの建て替えを大阪、広島両駅と並ぶ「三大プロジェクト」に位置付けるJR西日本。新型コロナウイルス禍による乗客減で巨額の赤字を計上したが、ほぼ予定通りの計画を発表した。長谷川一明社長は、事業費数百億円のプロジェクトにゴーサインを出した理由を「成長のために必要な投資」と言い切る。

 コロナ禍でJR西の経営環境は一変した。今年3月期の連結純損益は、過去最悪となる2332億円の赤字に陥り、新ビル計画も再検討を迫られた。本年度も最大1千億円余りの赤字を見込むなど苦境は続く。

 それでも、長谷川社長は「神戸を訪れる人が増えれば、鉄道事業の活性化につながる。駅ビルは、まちのにぎわいづくりの一翼を担っている」と強調。駅ビルの商業エリアを中心に神戸らしさを追求し、「30年、50年残る事業にしたい」と力を込めた。

 地元経済界からは歓迎する声とともに、商店街の衰退に懸念も聞かれる。駅ビル再整備の必要性を訴えてきた神戸経済同友会の富田健司代表幹事は「地域のことを考えて決断された」と評価。神戸商工会議所の家次恒会頭は「都心の魅力を官民で高めたい」とした。

 神戸・三宮センター街1丁目商店街振興組合の植村一仁副理事長は「商店街の店が駅ビルに移って空き店舗が増えないか」と不安視する一方で、「地域活性化への期待は大きい。商店街の役割についてアイデアを出して積極的に発信したい」と話した。(高見雄樹、大盛周平、中務庸子)

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