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「健診、人間ドックの有効活用を」と呼び掛ける兵庫県予防医学協会の安田敏成・健診センター長=神戸市灘区岩屋北町1
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「健診、人間ドックの有効活用を」と呼び掛ける兵庫県予防医学協会の安田敏成・健診センター長=神戸市灘区岩屋北町1

 健康診断を受けっぱなしにしていませんか。診断の結果を活用し、病気の予防や健康づくりに役立てていますか-。せっかく時間やお金を費やしているのだから、十分活用しないともったいない。新シリーズ「賢く受診! 健康診断活用術」は、知っているようで知らない「健康診断」について解説します。(中部 剛)

 長年、健康診断に携わる兵庫県予防医学協会の安田敏成・健診センター長は「生活習慣病の予防や、がんの早期発見、自身の健康管理に役立ててほしい」と呼び掛ける。具体的にどのように役立てればいいのか、安田センター長に聞いた。

 会社員らは勤め先で定期的に健康診断を受けなければならない。フリーランスや無職の人らも国民健康保険を活用したり、市や町が実施する健康診査で健康チェックができる。

 センター長は「全員が健診を受けるチャンスがある。さらに半日の人間ドックを受ければかなり細かくチェックできる。人間ドックなら、かかりつけ医と事前相談しどのような項目を受けるといいのか相談しては」とし、個々人にあった健診を薦める。

■問診票は正確に

 発熱や体調不良のときは受診しない方がよい。正しいデータが得られないからだ。問診票は過小申告せず、正確に記入を。飲酒量は? 喫煙本数は? 運動は? といった質問についつい、小さなウソをついてしまいがちだが、センター長は「隠していても結果が表れます」と指摘する。既往歴や家族の病歴もしっかり記入を。親やきょうだいと似た傾向があり、受診者のリスクを知る上で重要な情報になるという。

 前夜の夕食は腹八分目、喫煙習慣のある人は午後9時以降は禁煙を。服用している薬がある人は、かかりつけ医の指示を受けてほしいという。

■時系列で見る

 診断結果が届くと、どこに注意をすればいいのか。A、B、C、D、Eと判定された項目に目が行きがちだが、センター長は「診断指示や総合判定と書かれた項目をよく見てほしい」という。

 健診センターの「診断指示」=診断結果(1)=では「3カ月後に再検査を受けてください」「食事・運動等に注意してください」「主治医の指示を受けてください」などと記されており、センター長は「診断結果が届いてからどうするかが大切。かかりつけ医に結果を知らせて相談し、健康づくりに役立てて」と話す。

 次に時系列で見ること。前々回、前回、今回と結果を見比べ=診断結果(2)、数値がどのように変化しているか。例えば、正常値から徐々に悪化する点に気付けば、メタボリックシンドローム予防にもつながる。「生活を改善するなど健康管理に役立ててほしい」とセンター長が強調する。

■人間ドックへ

 定期健診を受けていたら、人間ドックは必要ないのだろうか。費用は職場の健康診断と違い、原則全額自己負担。健診機関によって異なり、3万~5万円程度がかかるが、一般的な健康診断だけでは分からない疾患もある。センター長は「自覚症状が出にくく、気付かないうちに悪化するケースもあるので、早期発見、早期治療のため40歳をすぎたら1度は人間ドックを受診することをお勧めします」と話している。

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