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 反対論がくすぶる中、異例の無観客で行われ、8日に閉会した東京五輪。兵庫県でも、テレビで観戦した人たちが選手たちの活躍をたたえ、勝利の感動をともにした。一方で、新型コロナウイルスは開催期間中に急拡大し、手放しで盛り上がれない、複雑な声も多く聞かれた。

 聖火リレーがあった丹波篠山市の有門淳一さん(81)は当初、「感染拡大が目に見えており開催に反対だった」と振り返る。だが、いざ競技が始まると、テレビにくぎ付けに。「やるからには人生をかけた選手を応援したい」という思いだった。

 前回の東京五輪は24歳で、女子バレーなどに熱中。今回、野球で日本が米国に勝った日は興奮して眠れなかったといい、「57年前の感動がよみがえった。今は(五輪を)やってよかったと思う」と力を込めた。

 一方、神戸市西区の団体職員、浜尚美さん(55)は、コロナ禍前はチケットが当選した女子サッカーの観戦を楽しみにしていた。だが結局、テレビでライブ観戦することはほとんどなかったという。

 開催方式などの決定過程の不透明さに嫌気が差したためで、「選手は頑張ったが、無観客で強行して五輪といえるのか。今後の開催方法は、SDGs(持続可能な開発目標)や感染症リスクの観点からも再考した方がいいのでは」と疑問を呈する。

 毎日、テレビ観戦したという神戸大3年の高橋陸斗さん(21)=神戸市灘区=は、卓球混合ダブルスの水谷隼、伊藤美誠組の金メダルが印象に残った。「選手が活躍する姿を見て感情が動かされた」という。

 「競技だけを見ると日本は成功したといえるかもしれない」と話すが、関係者らが相次ぎ辞任した混乱や、感染が拡大する現状を踏まえ「世界からは失敗だったと思われてもしょうがない」と冷静に語った。(金 慶順、上杉順子、井川朋宏)

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