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母国を思い、声を上げるミャンマー国籍の若者ら=7日午後、神戸市中央区小野浜町、みなとのもり公園
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母国を思い、声を上げるミャンマー国籍の若者ら=7日午後、神戸市中央区小野浜町、みなとのもり公園
神戸新聞NEXT
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 クーデターが起きたミャンマーで、国軍による抗議デモへの弾圧が激化する中、兵庫県内に住むミャンマー国籍の人々らが支援を求めて声を上げ続けている。民主化によって多くの人が留学などで来日しており、未来に希望を持ち学んでいる若者らは、母国の同世代が戦い、傷ついている事態に涙を流す。「ミャンマーを助けて!」。7日に神戸市内で開かれた集会で若者らの叫びが響いた。

 「軍事政権は認めない」「アウン・サン・スー・チーさんを解放しろ」。神戸市長田区に住む大学3年の女性(28)はミャンマー語の掛け声を日本語に通訳し、支援を求めた。

 女性はミャンマーで大学を卒業したが、軍人が経済を掌握する中で就職先はなかった。知り合いが日本に行ったと聞き、日本語の勉強を始めたのは2015年。その年、スー・チー氏が率いる国民民主連盟が選挙で大勝し、16年3月に新政権が発足した。

 「それまでは軍人の子どもが奨学金をもらって留学するだけ。政権が代わって一般人も留学しやすくなった」。希望が見えたことで、日本語の勉強に力を入れ、17年に来日を果たした。

 女性と同じように、神戸市内で学ぶミャンマー国籍の留学生は、ここ数年で急増しているという。国籍別人口では、この5年間で4・3倍に。新型コロナウイルス禍の中でも、今年1月までの1年間で100人以上増えた。

 女性は大学で観光を学んでおり、「ミャンマーには、本当は世界遺産になるような場所もある。将来は観光業にチャレンジしたい」と意気込む。

 そんな中で起きた母国のクーデター。「言葉が何も出なくて、涙が出た」。抗議デモはミャンマー全土に広がり、女性の故郷でも家族が参加している。デモへの弾圧で若者らの死亡が伝えられ、「今から発展しようと国のためにみんながんばっているのに、家族のことのように悲しい」。

 7日の集会には関西を中心に、九州や四国、北陸などから約400人が集まった。弾圧による犠牲者に祈りをささげ、拘束されているスー・チー氏らの釈放を求めた。女性のアルバイト先のコンビニを経営する日本人の男性(70)も活動を知って駆け付け、「日本を含めて先進国は支援をするべきだ」と声を合わせた。

 女性は呼び掛ける。「ミャンマー人だけでは、武装した軍隊に勝つことが難しい。日本の方々も力を貸してほしい」(高田康夫)

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