西日本有数の梅の名所として知られる綾部山梅林(兵庫県たつの市御津町黒崎)で、紅白の花が見頃を迎えた。周辺に甘い香りを漂わせ、播磨灘を望む丘陵地の斜面を鮮やかに染めている。
梅林は約24ヘクタールに広がり、白い「玉英」を中心に「小梅」や薄紅色の「花香美」など12品種約8千本が植えられている。管理する黒崎梅園組合によると、今年は例年通り、早咲き種が2月上旬に咲き始めたという。
同組合の山口照文代表理事(75)は「いつもは品種によって咲く時期がずれるが、今年は一気に咲いた。来週末までが満開のピーク」と話す。
開園は20日まで。午前9時~午後5時。入園料は大人500円、小中学生400円。同組合TEL079・322・3551
(辰巳直之、吉田敦史)
