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死亡して半月がたって保健所から送られてきた「就業制限」の通知書=兵庫県内(画像の一部を加工しています)
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死亡して半月がたって保健所から送られてきた「就業制限」の通知書=兵庫県内(画像の一部を加工しています)

 兵庫県西宮市内の病院で1月、新型コロナウイルスに院内感染した男性(87)が死亡したのを西宮市保健所が10日間、把握していなかったことが分かった。コロナで死亡したり退院したりした場合は保健所に報告義務があるが、病院側は「認識していなかった」という。コロナに関する情報を正確に把握する必要があるとして、同市保健所は改めて、市内の病院に死亡や退院の状況を届けるよう通知した。

 男性はがんの手術のために入院し、昨年12月下旬に院内感染した。当時、兵庫県内の感染者数は急拡大しており、重症化しても転院できず今年1月17日に亡くなった。

 ところが、病院は保健所に死亡を届けておらず、同月27日になって西宮市保健所が遺族に「退院されましたか」と容体確認の連絡をした際、死亡を把握した。

 感染症法は、感染が判明したときだけでなく、「病原体を保有していないことを確認した場合は通知しなければならない」としており、死亡や退院でも病院などに報告義務がある。

 一方、病院側は「(感染がこれほど拡大する前は)保健所から問い合わせがあったときに、退院や死亡の報告をしていた。他市の保健所からは退院などを『届けなくてよい』とも言われていた。報告義務の認識がなかった」とした。

 男性の遺族は「いくら混乱していたとはいえ、死亡の把握がこれだけ遅れているのなら、自治体が公表している重症者数や死亡者数も実態を反映しているのか疑ってしまう」と話す。(高田康夫)

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