兵庫県西宮市は23日、市外在住者を含む10~80代の男女18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市外在住の60代男性は死亡後に感染が判明した。2人が肺炎症状のある中等症で、9人が軽症、4人が無症状、2人が調査中という。
市によると、死亡した男性は21日、意識不明の状態で市内の病院に救急搬送された。死亡後のPCR検査で陽性が判明。持病の有無などは調査中としている。
クラスター(感染者集団)が発生している障害者支援施設「ななくさ清光園」(同市田近野町)では、50代の女性職員が新たに陽性と分かり、同施設の感染者は計33人となった。
50代男性2人は、それぞれ県内で発生した患者の濃厚接触者。市内と市外で勤務する公務員といい、市は「市民や不特定多数の人と接する業務に従事していないため、勤務先は公表しない」としている。
新規感染者の年代別では、10代3人▽20代1人▽30代1人▽40代4人▽50代4人▽60代3人▽70代1人▽80代1人。
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