19日午前、兵庫県丹波市議会本会議のインターネット中継にアクセスが集中し、審議が見られない状態が一時続いた。議場では、新型コロナウイルス対策として2万円分の商品券を全市民へ交付する事業案を盛り込んだ、一般会計補正予算案などの審議が行われていた。
中継が途切れたのは、新風クラブの太田喜一郎市議が補正予算案などへの反対討論を述べている最中だった。市議会は太田市議の反対討論後、休憩を挟んで再開。藤原悟議長が再開後、中継が途切れたことを謝罪する一幕があった。
同市議会事務局は、中継を見られない市民からの問い合わせ対応に追われ、回線混雑を緩和するため、市職員に視聴を控えるよう呼び掛けたという。同事務局職員は「こんなことは今までなかった」と困惑した様子で話した。
同事務局によると、本会議の録画映像は22日ごろまでに、同市議会ウェブサイトにアップロードする予定という。(真鍋 愛)
