兵庫県は29日、フェニックス加古川記念病院(同県加古川市米田町平津)で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、80、90代以上の入院患者6人の感染が新たに分かったと発表した。感染者はこれまでに公表した70、80代の入院患者6人、20、50代の職員3人を含めて計15人。いずれも軽症か無症状。
県によると、23日に男性患者2人の感染が明らかになり、同じ病棟の入院患者と職員を検査。26日にさらに患者4人と職員3人の陽性が判明した。感染した職員らが担当する別病棟の入院患者約30人も検査する。
また、加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)で既に公表されているクラスターのうち、腎臓内科クリニックは新たに60代女性が判明し、計16人に。カラオケを伴う飲食店では70代の男女4人が加わって計13人になった。いずれも軽症。これらのクラスターを含め、29日の県発表による同管内在住者は計24人で、累計で計611人になった。(斉藤正志)
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