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手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)=12月3日、神戸市中央区港島南町1
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手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)=12月3日、神戸市中央区港島南町1
手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)の操作の実演もあった訓練施設の開所式=12月3日、神戸市中央区港島南町1
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手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)の操作の実演もあった訓練施設の開所式=12月3日、神戸市中央区港島南町1
国産初の手術支援ロボット「ヒノトリ」を使った1例目の手術で執刀する神戸大大学院医学研究科長の藤澤正人氏(手前左)=神戸市中央区港島南町1、神戸大病院国際がん医療・研究センター(神戸大提供)
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国産初の手術支援ロボット「ヒノトリ」を使った1例目の手術で執刀する神戸大大学院医学研究科長の藤澤正人氏(手前左)=神戸市中央区港島南町1、神戸大病院国際がん医療・研究センター(神戸大提供)
手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った手術について説明する藤澤正人・神戸大医学部教授(中央)。左は山口雷藏神戸大医学部特命教授、右は味木徹夫神戸大教授=14日午後、神戸市中央区港島南町1、神戸大学医学部付属病院国際がん医療・研究センター(撮影・斎藤雅志)
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手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った手術について説明する藤澤正人・神戸大医学部教授(中央)。左は山口雷藏神戸大医学部特命教授、右は味木徹夫神戸大教授=14日午後、神戸市中央区港島南町1、神戸大学医学部付属病院国際がん医療・研究センター(撮影・斎藤雅志)

 神戸大病院は14日、川崎重工業と医療検査機器・試薬メーカー「シスメックス」の共同出資会社である「メディカロイド」=いずれも神戸市中央区=が開発した国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った初めての手術を実施し、成功したと発表した。ロボ開発にも携わった執刀医の藤澤正人・同大大学院医学研究科長(60)は記者会見で「大きなトラブルもなく百点満点と言っていい。新たな医療機器として社会実装(実用化)できたことに感無量だ」と語った。

 手術支援ロボの世界市場は現在、米国製「ダビンチ」の独壇場とされ、神戸医療産業都市の産学連携の成果がどこまで広まるか注目される。

 ヒノトリによる手術は同日、神戸・ポートアイランドの医療産業都市の一角にある神戸大病院国際がん医療・研究センターで実施。患者は早期の前立腺がんの73歳男性で、前立腺の全摘出手術を約4時間半かけて行った。そのうち準備などを除き、実際にヒノトリを操作した時間は約3時間半。4本のアーム(腕)に付けた手術器具や内視鏡を患者の腹部に開けた穴に差し込み、藤澤氏がゴーグルのようなもので内視鏡の立体映像を見ながら操った。患者に輸血の必要はなく、術後の経過は良好という。

 藤澤氏によると、前立腺全摘出手術では、体の一番奥にある前立腺を、尿道とぼうこうから切り離して摘出し、尿道とぼうこうを再建する。支援ロボは関節が曲がるため、鉗子(手術用のピンセットのような器具)や縫合する器具を動かす範囲が腹腔鏡手術よりも広く、手ぶれもないのが利点。若い医師が手技を早く習得できる可能性が高いという。

 神戸大病院では現在、ヒノトリを扱える医師は3人といい、今後、週1回ペースで手術をしていく予定。

 同病院は今月3日、同センター内に、ヒノトリの操作習熟を図る訓練施設を開設した。来春までに同センター内に、第5世代(5G)移動通信システムを活用して遠隔手術を研究する「テレサージェリー(遠隔手術)センター」も立ち上げる方針。(霍見真一郎)

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