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 新型コロナウイルス感染症のため、寮生活を送る学校の存続が危ぶまれている。「3密」を避けにくい集団生活を敬遠してか、希望者が減り、関西圏では全寮制の私立自由ケ丘高校(兵庫県姫路市夢前町)や、寮がある早稲田大系属の早稲田摂陵中学校(大阪府茨木市)が来春入学者の募集を停止した。一方、オンライン授業が充実する通信制高校は進学希望が増え、コロナ禍で明暗は分かれた。(斉藤絵美)

 自由ケ丘高は前身の日生学園第三高が1983年に開校し、2015年に校名を変更。不登校を経験した生徒を多く受け入れ、ピーク時は約千人が共に生活しながら勉学に励んだ。

 しかし近年は通信制の学校など学びの場が多様化したこともあり、生徒数は減少。そこへ、コロナが追い打ちを掛けた。今年2~3月に開いた学校見学会には数人しか参加がなく、春の入学者は募集定員180人に対してわずか38人だった。

 「寮では食事や入浴の時間をずらすなど対策をしているのだが…。入学希望者が増えれば再開を考えたい」と担当者。在校生約80人は同じ学校法人が運営する津市の全寮制高校に転入する。

 早稲田摂陵中も、来春から生徒募集をやめる。関東からの生徒が寮生活を送っているが、同校は「コロナで寮生活は敬遠されがち。来年度は関東の希望者が減ると推測される」と理由を説明した。

 公立高校も頭を悩ませる。兵庫県立播磨農業高(加西市)は、1年の全ての男子生徒が入寮し、共同生活を学ぶ。例年は1月下旬から通学圏内の生徒は自宅通学に切り替えるが、今年はコロナの流行期に備え、11月末からに早めた。

 女子生徒約90人が寮生活を送る日高高(豊岡市)は感染リスクを減らすため、看護科、福祉科の生徒が医療機関で実習する2週間前から、寮生全員に実家への帰省などを認めていない。

 そんな中、注目されているのがインターネットを活用した通信制学校だ。

 兵庫県教育委員会が、県内の公立中学3年生を対象に9月に行った進学希望調査では、広範囲から生徒を募る「広域通信制高校」を933人が希望した。少子化が続く中、前年度より176人増えた。

 出版大手のKADOKAWAなどが設立し、沖縄県うるま市の本校のほか、神戸や東京、大阪、福岡などにキャンパスがある単位制・広域通信制高校「N高等学校」(N高)によると、受験生からの資料請求は例年より増加。担当者は「オンライン授業が始まり、多くの人がネットで学習するイメージを実感としてつかめるようになったからではないか」と推測する。

【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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