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 兵庫県宝塚市立長尾中学校の柔道部顧問で同校教諭の男(50)=傷害容疑で逮捕=が1年生の男子部員2人に柔道技で重軽傷を負わせた事件で、男は暴行事件を起こした翌日、同校であった柔道大会に参加していたことが分かった。部活動中の体罰で懲戒処分を受けた教員は指導から外すルールがある一方、処分の確定前や部活外での体罰については、学校や各市町教育委員会の裁量に委ねられている実態が明らかになった。(大盛周平)

 男は9月25日、同校の武道場内で練習中に生徒2人に柔道技をかけて背骨骨折などのけがをさせた。だが翌日、同じ武道場であった市内中学校の柔道大会に参加。部員を指導していた。

 体罰発覚が25日夜だったことで調整が難しかったといい、同中の田中誠校長は13日の会見で「(男は)大会のまとめ役で大会に支障が出るし、生徒も楽しみにしていた」と説明。週が明けた28日になって指導から外した。同市教委は「大会に参加させるべきではなかった」とする。

 体罰をした教員の処遇を巡っては、2012年、大阪市立桜宮高校バスケットボール部の部員が体罰を受けて自殺したことを受け、兵庫県教育委員会が13年5月に対応を通知。「部活動中の体罰」で懲戒処分を受けた教員をその部活の指導から外すとした。19年には他の部活の指導もさせないと更新された。

 だが、いずれの通知にも処分前や部活外の体罰についての処遇に言及はない。男の場合、過去3回の体罰による処分のうち、最初の2回は13年の県教委の通知前で、3回目は懲戒処分を受けたものの部活外での体罰で、部活指導は続けた。

 県教委が処分権限を持つ一方で、発覚から処分まで時間がかかることもあり、その間の教員への対応は各市町教委の判断となる。県教委は「ケースに応じて学校長などに適正に判断してもらいたい。通知の見直しは現時点では考えていない」としている。

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